「世界一受けたい授業」で紹介された、舌の第六の味覚「脂肪味」。
これを改善することでダイエットや生活習慣病の予防に繋がるという話にびっくりです。
これまで、舌には甘味・苦味・酸味・塩味・旨味の5つの味を感知することができると言われていました。
ところが、近年の研究で脂の味を感じる味覚「脂肪味」なるものもあることが判明。
この脂肪味は、脂肪分の多いものばかり食べていたり、過度なダイエットや食事を抜く事で鈍感になってしまうといったデリケートな味覚。
そして、脂肪分が鈍ることで満腹感が得られにくくなってしまい、食べ過ぎにつながりやすくなるのだとか!?
これは大変です(汗)。
第六の味覚「脂肪味」とは?
この脂肪味を発見したのは、九州大学の研究グループ。
鈍くなると肥満傾向になるといった研究発表だけでなく、健康をも左右するといったことも。
舌には、味を感じて脳に伝える器官があります。
脳の指示に消化器官が対応するのですが、この感度が鈍いとどれだけ入ったのかがわからず摂取オーバーになりやすくなります。
特に脂肪味は、他の味覚よりも影響力が強力ですから、肥満や健康面へのダメージも大です。
オーストラリアのディーキン大学教授、ラッセル・キースト氏も、脂肪味について警鐘を鳴らしています。
「脂肪味が鈍感な人は、肥満やそれに関連した病気につながる可能性がある」と発表。
これは、日本人の死亡原因としても上位にある脳卒中や心臓病、糖尿病などの生活習慣病の事ですね。
脂肪味を復活させる10日間チャレンジ!
ダイエットだけでなく健康面においても、脂肪味はとても大事な味覚。
衰えさせないように日々、気を付けなくていけません。
でも、そんなこととは露知らず、脂肪味が低下してしまっている人も少なくありません。
でも、ご安心を。
衰えてしまった脂肪味は復活させることも可能。
舌の機能というのは、10日ほどでリセットさせることができるのだそうです。
どうすればいいのかというと、脂っぽいものを控える!
これは、脂をすべてカットするのではなく、1食で脂質が20gを超えないようにするという事。
この時期に避けたいのはコレ!
・揚げ物や肉
・カレー
・乳製品
・油分が多いラーメン
・マヨネーズなどの油が多い調味料
うーん、どれも脂たっぷり。
推奨する食べ方としては…
・揚げ物ではなく、焼き物や蒸し物。
・脂身の多い肉よりも、赤身肉や鶏むね肉、白身魚。
・ラーメンよりも、うどんやそば。
・洋菓子よりも、和菓子やせんべい。
・サラダにはマヨネーズよりも、ノンオイルドレッシング
・乳製品は低脂肪製品。
10日間ほど続けられれば、脂肪味をちゃんと感じられるようになります。
脂肪味がしっかりと機能している舌を、痩せ舌というのだとか。
ちなみに、10日間続けたあとは好きなものを食べても良いのですが、油っこい物は1日1回程度にしないと、また元に戻ってしまい意味がないそうなので注意が必要です。
舌のブラッシングも効果的
食事以外では、舌のブラッシングが効果的。
舌の汚れ(舌苔)を落としてあげることで、味覚の改善につながります。
この時に使うのは、舌専用のブラシ。
ドラッグストアなどでも売っていますね。
舌専用のブラシで、真ん中2回、左右2回くらいを目安にブラッシングします。
強くこすると傷つくので、優しく。
番組で脂肪味によるダイエット効果を検証したのが、身長183cmのぽっちゃり体型の勝矢さん。
10日間の食生活改善チャレンジで、体重130Kgから124.8Kgに!
5Kgの減量に成功したのですからすごい。
もちろん、鈍っていた脂肪味も改善されたそうです。
でぶりんは、食事で脂質を計ることはできません(なんでもどんぶり勘定のB型)が、意識的に減らすようにすることならできそうです。
上記にあった、推奨する食べ方を基本に、脂っこい料理も連続でとらないように気を付けようと思います。
それだけでも、また違ってくると思うしね!