ダイエット中において、ラーメンは避けられるメニューの一つ。
どうみても、「太る」というイメージしかない。
そのボリューミーでカロリー高の麺とスープ。
スープを飲まなければいい…とかいう問題じゃない。
そもそも、ラーメンはスープも飲まなければ意味がない。
そんなラーメンが、ダイエットに良いと言われている話にびっくり。
ただし、普通のラーメンではなく超人気ラーメン店「ラーメン二郎」。
先日放送されたTBSの番組「この差って何ですか?」。
そこで紹介された「二郎系ラーメンは痩せる!?」。
ラーメン好きの心をがっちりつかむタイトルです。
野菜盛り盛りで超大量のラーメンでおなじみのラーメン二郎。
ラーメン次郎が元祖または本家で、二郎系ラーメンはラーメン次郎にインスパイアされたお店かな?
番組では、実際に番組スタッフが二郎系ラーメンを2週間毎日食べ続けるという検証までおこなっており、その結果はマイナス3.3キロ!
ダイエットに成功です。
二郎系ラーメンダイエットとは?
ラーメン二郎のラーメンはとてもボリューミーで、お店によって違うものの、
普通サイズでも一般的なラーメンの1.5倍~2倍。
大盛りともなれば3倍近くもの量になります。
食べる時間は、もちろんお昼!
夜に食べたら確実にアウトです。
お昼に食べることで、夕食までお腹が空かないで済む。
結果、夕食抜きでもまったく問題なしとなり、それがダイエットにつながるというのです。
二郎系ラーメンダイエットのポイント
二郎系ラーメンダイエットでは、食べる時間だけでなく注文にもポイントがあります。
・硬めの麺
麺が硬い方が消化吸収がゆっくりになるからということらしい。
ただ、大盛り野菜を食べている間に麺が伸びてしまうという心配もありますが、硬い麺のほうが血糖値の上昇も緩やかなんだとか。
・野菜マシマシ
大量の野菜はラーメン次郎の特徴でもあります。
野菜を食べないと麺に辿り着けないというベジファーストが、二郎系ラーメンがダイエットに良いと。
たしかに、ご飯を食べるときは野菜を先に食べた方が消化に良いとされています。
食物繊維たっぷりのもやしやキャベツを食べてから麺を食べる…それがダイエットに繋がるのですね。
・チャーシューと葱、そしてニンニクはマスト!
これらの食材は、痩せやすくするための食材ともいえます。
チャーシューは主に豚肉ですが、豚肉に含まれているビタミンB1は体温上昇作用・血行促進という働きがあるので、これが基礎代謝量を高めてくれます。
しかも、ビタミンB2が脂肪燃焼と脂肪を蓄積さない働きを持ち、L-カルニチンが脂肪燃焼をサポートといいことだらけ。
ネギにはアイリンという物質が含まれており、これは糖質燃焼を促進して体力アップを促進。
炭水化物の麺類を食べるときは、一緒に摂ると良い食材。
ニンニクは、におい成分のアリシンが殺菌効果や抗酸化作用、がん予防にも効果的な成分となっています。
アリシンはたんぱく質と一緒に摂取すると、男性ホルモンの「テストステロン」が増加。
筋肉を増やす効果があるので、筋肉が増えると代謝も向上。
ちなみに、女性でも増えます。
さらにアリシンはビタミンB1を増やします、ビタミンB1は糖質の代謝を促してくれるので脂肪燃焼に効果的とされています。
ただし、ニンニクは食欲を刺激しますから、あまり入れすぎない方が無難です。
・アブラ「少な目」もしくは「なし」
ラーメン二郎では、店員さんに油の量を聞かれます。
その際には、「アブラマシ」「アブラマシマシ」など量を選ぶことができますが、「そのまま」と伝えてもアブラはしっかりトッピングされます。
動物性油分は脂肪になりやすく太る原因にもなるので、「アブラ少なめ」「アブラ抜き」を注文すると良いです。
二郎系ラーメンダイエットの注意点
番組に出演されていた、監修役の赤石先生という方が言うには、スープに含まれる塩分が高いのであまり飲まないほうがいいと。
また、二郎系を食べた日の夕食は量を抑える。
これは絶対。
二郎系ラーメンのカロリーは平均1,000キロカロリー以上!
ラーメン次郎にいたっては、2,000キロカロリー近いときたもんだ!
年齢に関係なく、健康的な人の一般的な1日の摂取カロリーは1800~2200キロカロリーと言われています。
ある程度のカロリー管理は意識した方がいいでしょう。
他にも、以下の事に注意するとよいかもしれません。
・黒ウーロン茶を一緒に飲む
黒烏龍茶は「脂肪の吸収を抑えるお茶」として有名です。
食事中が一番いいのですが、食事の前後に黒烏龍茶を飲んでも良いです。
・軽い運動をする
食後すぐの激しい運動は、消化不良の原因となる為NGですが、食後一時間後以降にウォーキングなど軽めの有酸素運動を取り入れるのはOK。
ちなみに、食後すぐの入浴は避けたいもの。
身体の血液が表面に集まり消化不良を起こすことで代謝が落ち、脂肪が体内に溜まりやすくなってしまいます。
運動・入浴ともに一時間以上の休憩をはさんでからおこなうのがポイントです。
・食後3時間は寝ない
胃に食事が残っている状態で寝てしまうと、消化機能が低下。
脂肪が溜まりやすくなり、太りやすい体質になります。
さらに、胃や腸に負担がかかり逆流性食道炎のリスクもアップ!
ラーメン好きにはたまらないダイエット。
これまでラーメンを食べると罪悪感がありましたが、「食べるときは思いっきり!」という精神で食べれるのは嬉しい。
我慢を強いられることが多いダイエット中のストレス発散にもなりそうです。