簡単☆代謝アップ!食事誘導性熱産生でエネルギー消費を増やす

ダイエットでよく耳にする、基礎代謝。
基礎代謝アップが痩せにくい体を作るといわれています。

この基礎代謝と同じく、ダイエットの重要なポイントであるのが食事誘導性熱産生(DIT)です。

食事をすると、体が温かくなります。
これは、消化吸収などの活動をおこなうことで体が発熱するからです。
この現象を、食事誘導性熱産生と呼んでます。

よく噛んで食べることで食事誘導性熱産生を高められ、エネルギー消費もアップ!
ということは、よく噛んで食べるだけでダイエットになるという事なんですね。
こりゃ、いいや!

エネルギー消費は3種類!


人が消費するエネルギーには3つあります。

・基礎代謝
・生活活動代謝
・食事誘導性熱産生

基礎代謝は呼吸や内臓などの生命維持のための動きにより消費するエネルギーで、寝ている時も消費されています。
生活活動代謝は、歩いたり走ったり、運動したりと、体を動かすことで消費するエネルギー。
そして食事誘導性熱産生は、食事の時に消費するエネルギーです。

それぞれの1日の消費エネルギーの割合としては、基礎代謝が7割と一番高く、次に生活活動代謝が2割、食事誘導性熱産生が1割ほどと言われています。

このたった1割でも上げることでも、ダイエットにはプラスになるのです。

食事はよく噛んで食べる!


食事誘導性熱産生を高めるには、よく噛んで食べることが一番!

昔から、よく噛んで食べなさいとはよく言われる言葉ですが、体の健康だけでなくダイエットにもなる小言だったんですね。
(素直に聞いておけばよかった…)

しっかりと、十分な回数で噛んで食べる事で交感神経を刺激し、エネルギーの消費量をアップ!
さらに、よく噛むことでヒスタミンというホルモンが分泌され、それが満腹中枢を刺激して食欲を抑えるといった、二重のダイエット効果が期待できるのです。

噛む回数を意識的に増やす事は、それだけ食事に時間がかかるようになります。
満腹中枢が認識される間に大量に食べすぎないように、早食い予防になるのです。

温かい食事に、控えめの夕食


よく噛む事で食事誘導性熱産生がアップされますが、他にもちょっとしたポイントがあります。
急激にグンと上がるわけではないですが、やらないよりかはやった方がいいこと間違いなしです。

食事は冷たいものよりも温かいものを選ぶ!
香辛料で適度に辛みを加えてもOK!
体が温められて血行がよくなり、食事誘導性熱産生も上がります。

食材によっても熱を生み出す力が違いますので、バランスよく取り入れて食事誘導性熱産生を上げたいものです。

・弱火タイプ

炭水化物や糖質類など。
*玄米、雑穀、米、芋類、そば、うどん、パスタなど

・中火タイプ

ビタミンやミネラル、オメガ3脂肪酸など。
*青魚、チアシード、果物、ナッツなど

・強火タイプ

発酵食品や食物繊維、オリゴ糖など。
腸を整えて吸収・排出機能を高め、代謝アップ!
*ごぼう、納豆、味噌、ぬか漬け、キムチ、酒粕、ヨーグルトなど

・ドッカン強力起爆剤タイプ

筋肉を作り脂肪燃焼を高めます。
*茶カテキン(緑茶)、豚肉、ラム肉、牛肉、鶏肉など

食事誘導性熱産生に関する研究データでは、茶カテキンを継続的に取り続けることで、食事誘導性熱産生が1.5倍以上にまで上がったなんてデータもあります。

また、食べたものが消化されエネルギーに利用される際、栄養素によって消費量が異なります。
タンパク質が他の栄養素よりも抜群に多いので、タンパク質を多めに食べるとエネルギー消費しやすいと言われています。
魚や肉、卵、チーズ、大豆製品などです。

ただ、何事もやりすぎは逆効果になりますから、極端にタンパク質だけに偏るのはダメです。

 

 

消費カロリーを増やすなら運動!

…とはいいますが、なかなかできないのが悩み。
それならば、食事誘導性熱産生を高めることで消費エネルギーを上げるようにすればいいですね。

嬉しいことに、食事の後に静かにしているだけでも代謝量が増大するそうです。

食事はゆっくりとよく噛んで。
なかなか運動ができないでぶりんには、これが運動代わりになるかな!?

また、茶カテキン摂取の為に、食事時はおいしい緑茶を入れるようにしてもいいですね。

 

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