ヘルシー志向の増加からも、ダイエット中の人に注目されている豆料理。
豆には、炭水化物やタンパク質、ビタミン類、ミネラルが豊富なだけでなく、必須アミノ酸であるリジンやスレオニンもたっぷり含まれています。
特に大豆の働きはすごい!
女性ホルモンの働きを助け、骨粗しょう症や乳がんの予防、更年期の不調などの緩和に役立つイソフラボン、その他の機能性成分も豊富と
まさに女性に優しい食材としての働きを兼ね備えています。
また、最近の研究の中で、豆類をとり入れた食事は満腹感を31%増加させるといったダイエットには嬉しい報告もされているそうです。
お米と一緒に食べると、タンパク質の摂取を効率的にしてくれるそうです。
そんな豆料理は、数種類一緒に食べるのがポイント!
特に大豆・ひよこ豆・レンズ豆は三大ダイエット豆食品として要チェックです。
大豆でダイエット
大豆には、以下のダイエットへの働きがあると言われています。
1:食べ過ぎ予防
豆全般にたっぷりと含まれている不溶性食物繊維が、食べ物の消化スピードを落とし、腹持ちを良くしてくれます。
さらに、タンパク質の主要成分β-コングリシニンが、満腹ホルモンの分泌を促し食欲を抑制します。
2:お通じの改善
実は、野菜の中でもトップクラスの食物繊維量。
便のカサを増やし、腸の働きを活性化して便秘解消に働きかけます。
腸内細菌のエサになる、代謝改善成分の元の難消化性でんぷんやオリゴ糖も豊富。
3:メタボ予防
大豆たんぱく質は内臓脂肪を減らそ、小豆や黒豆に含まれるポリフェノールは血液中の中性脂肪を低下。
食物繊維が食後高血糖を押さえます。
糖質や脂質代謝に必要なビタミンB群も豊富と、メタボ予防に最適。
ダイエットだけでなく、美容&健康にも大豆は良い働きがあります。
タンパク質やビタミンB6が美しい肌や髪をつくる材料になり、イソフラボンが肌のシワを減らすといった研究報告もあり。
さらに、イソフラボンは女性ホルモンに働きかけ、月経前や更年期のイライラやのぼせなどの不調を改善することでも有名ですね。
骨粗しょう症や乳がんといった、女性ホルモンが関係する病気予防にもなると言われていますから、ダイエットだけでなく健康も考えて積極的に摂りたい食品です。
ひよこ豆でダイエット
マメ科ヒヨコマメ属の豆で、英語名「chickpea」。
別名「ガルバンソ」や「チャナ豆」と呼ばれることもあります。
ひよこ豆に含まれる食物繊維は、ゴボウの約2倍!
豊富な食物繊維で便秘解消や腸内環境を整えて、ダイエット効果も出やすいものにします。
さらに、体内の水分の流れをコントロールするカリウムでむくみの解消、ビタミンB1による疲労回復、イソフラボンと亜鉛による美肌効果とキレイに痩せるのに最適な働きが盛りだくさん!
そんなひよこ豆のダイエット効果を高める食事としては、ごはんやパンなどの主食、肉・魚・チーズなどの脂質の高い食材を減らすのが良いのだとか。
豆は腹持ちがいいので、低炭水化物ダイエットにピッタリ。
タンパク質は摂取できるので、減らしても大丈夫なんだそうです。
ひよこ豆を使ったレシピでは、「フムス(もしくはハマス、ハモス)」と呼ばれるイスラエル料理があります。
レディー・ガガ様も食べていた事でも有名。
用意するのは以下!
水煮ひよこ豆…200g
にんにく…1/4片
白ごまペースト…大さじ1
レモン果汁…大さじ1
オリーブオイル…大さじ1.5
塩…大さじ1/2
ひよこ豆のゆで汁または水…25~50ml
フードプロセッサーなどで粉砕したにんにくに、他の材料を加えてペースト状にするだけ。
ディップとして食べます。
自分の好みで味付けても。
そこまで難しい料理ではないので、ちょっと時間があるときに作ってみたいですね。
レンズ豆でダイエット
レンズ豆は、世界五大健康食品の一つ。
ちなみに、他はキムチ(韓国)・大豆(日本)・オリーブ油(スペイン)・ヨーグルト(ギリシャ)です。
レンズ豆は低脂質で良質な食物繊維とたんぱく質をたっぷりと含み、腸内環境を整えてくれます。
デトックス効果が高いのは、痩せ体質へ近づけます。
特に、お腹周りに肉がついている場合は積極的に食べたいものです。
豆にはさまざまな種類がありますが、1種類だけでなく複数の種類を混ぜて食べるのがダイエットにはおすすめ。
ひよこ豆やレンズ豆は、サラダやスープ、カレーのトッピングとして気軽に料理にプラスできますから、缶詰などで常備しておきたいですね。
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