食事制限で脚痩せはできるのか?

仕事、育児、家事、ご近所付き合い(役員などですね…)、習い事などで、女性は日々忙しいもの。
脚痩せダイエットのために運動時間をとるのは、そう簡単なことではありません。

通勤時の電車や移動で意識的に歩いたり、座っている時も内転筋を鍛えるようにしたり、デスクワークではたまにちょこちょこ動いてストレッチ。テレビを見ながら、家事の合間にエクササイズ。お風呂上りにリンパマッサージ…と、できるのはこれくらい。
できれば、スポーツジムに通いたいもんだ(-ω- )

忙しい人ほど、こうしたちょこちょこ運動と食事に重点を置いた脚痩せダイエットしかできないことがほとんど。
食事の方では、よく噛んでゆっくり食べる事、ダイエット系の食品やお茶を取り入れたり、ミネラルウォーターで水分補給、サプリメントでサポートと言った感じでしょうか。

そうした状態で気になるのが、食事制限。多少、食べるものやカロリーには気を付けているのですが、はたしてこれでいいのか…。
そもそも、食事制限で脚痩せはできるのでしょうか?

その答えは、食事制限で脚痩せが可能かどうかは、できる人とできない人とに分かれる…との事。

全体的に脂肪がついている脂肪太りタイプは、食事制限で全体的に減量していくので、脚痩せも期待できます。
が、むくみやセルライト、硬くなった筋肉、骨盤の歪みが原因で脚が太くなってしまっている場合では、食事制限だけで体重を減らすことは厳しいそうなのです。

脚は血流が滞りやすく、摂取した栄養が全身に行きわたりにくいもの。その状態がリンパの流れを悪くし、血流に老廃物などの流れも低下。むくみやセルライトなどをつくっていきます。

ですから、こうした脚には軽い運動やマッサージなどで血流やリンパの流れを良くしてあげることが大事。下手に食事制限をしてしまうと、下半身太りをますます悪化させてしまいます。
痩せにくい体質にしてしまう事もあるので、単純に食事量をセーブするのではなく、どのように制限するのかが重要となるのです。

食事制限をするにしても、体脂肪になりやすい糖質や脂肪を多く含むものを控えるのがポイント。




糖質はエネルギー源として大事な栄養素ではありますが、摂りすぎて余ってしまうと脂肪になります。下半身は上半身よりも溜めやすい性質なので、上半身よりも多くの脂肪がついてしまうことに…。
ですから、糖質量を制限することで、脂肪の蓄積をセーブすることができます。糖質制限ダイエットなどがそれになりますね。

ただ、糖質制限だけでは脚痩せを効率的におこなうことはできません。ウォーキングや下半身中心のストレッチなど、軽い運動を一緒におこなうのが効果的です。

ちなみに、脚を細くしたいのであれば、激しい運動はNGです。インナーマッスルを鍛えると代謝があがり、背筋も安定して体の歪みの改善にもなりますので、こちらも意識しておこなうといいでしょう。

そして、筋肉を作る良質なたんぱく質(赤身の肉、魚、大豆食品など)、ナトリウムを排出する働きのあるカリウム(緑黄色野菜、糖質の少ないドライフルーツなど)、身体を温める食材(ショウガ、根菜類など)、血行促進作用のあるビタミンE・タンパク質・ビタミンC・ビタミンB群・鉄分・葉酸を積極的に摂取するようにします。

 

さらに!
食習慣も改善する必要があり。もしかしたら、代謝を下げたり血流を悪化させたりしているのは、食習慣によるものかもしれないのです。

むくみをひどくしてしまいがちな塩分の多いものは控えて、適切量にとどめるようにします。

また、冷たい飲み物・食べ物は控えるようにします。キンキンに冷えた水分や身体を冷やす作用のある食材は、身体を冷やしてむくみの原因にもなります。セルライトもできやすくなりますので、できれば体を温める食材を摂るようにしましょう。常に体を温めておくことが大事なのです。

 

そして、食事制限で一番気になるといえば摂取カロリー量です。
3食しっかり食べた場合、成人の摂取カロリーは約1,800~2,200kcalほど。男女差、ライフスタイルによる個人差、体質差もありますが、女性の場合では1日2,000kcalくらいが望ましいのだとか。

消費カロリーで見ると、成人女性の基礎代謝は1,200kcal程といわれています。ですから、仕事や家事、運動などで残りの摂取カロリーを消費していく必要があります。また、加齢による代謝の低下もプラスして考える必要があり。

 

食事制限で脚痩せをする前には、まず自分の脚太りタイプを見極め、それに合った方法でアプローチしていくのが上手な方法と言えます。
ただ単に食べる量を減らしたり、「これはダメなかな」なんて思い込みで減らしてしまうのはNG。必要な栄養素と、抑えたい栄養素、そして摂取カロリーに注意しながら食事制限をしていく必要があるのですね。




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