でぶりん、基本的にフルーツはあまり好きじゃありません。
なので、まったく食べません。
が!
断食中にどうしても空腹感が我慢できなければバナナを…という事から、久しぶりにフルーツをご購入。とはいえ、断食中はそこまで空腹感に悩まされることなく無事に終了し口にせず。もったいないので、回復食として食べることにしました。
久しぶりに食べたバナナはとても甘く感じられて…これって、断食で体がいい感じにリセットされたからかな?なんて思ったりして。
それがきっかけで、すっかりバナナの甘さのとりこに。
食べやすいのもあってから、1日に1本。
主に朝食に食べる事数日。
でも、よくよく考えてみると、バナナは糖質が高いとも聞きます。
ダイエット的に、毎日食べても大丈夫なのでしょうか?
バナナに含まれる栄養素は?
バナナは、主に熱帯地域で栽培されているフルーツです。暑い土地で育つだけあって体を冷ます働きがあり、暑い夏などにはピッタリ。マクロビオティックでは、陰性の食べ物に分類しています。
そんなバナナは栄養もたっぷり。その栄養価の高さから、すぐに使える活動エネルギー源として食べたり、ヘルシーなおやつとしても食べられています。五訂日本食品成分表では、中くらいのバナナ(100gほど)には以下の栄養がぎゅっと含まれていると記載されているほどです。
・たんぱく質…1.1g(生しいたけ約2個分)
・カリウム…360mg(りんご約3個分)
・マグネシウム…32mg(キウイ約3個分)
・ビタミンB6…0.38mg(納豆約3パック分)
・葉酸…26μ(ピーマン約3個分)
・食物繊維…1.1g(レタス約1/4個分)
エネルギー代謝をサポートするマグネシウム、免疫機能をサポートしむくみ予防によいカリウム、便秘予防や生活習慣病の予防に良い食物繊維と…バナナにはダイエットに良い栄養素がたっぷりなのです。
特定のダイエット方法では摂取NG!
バナナにはダイエットに豊富な栄養素がたっぷりと含まれているのですが、糖質もたっぷり。バナナ1本(約100gほど)で21.4gとけっこうな量を含んでいます。
バナナが持つ糖質は、ブドウ糖や果糖、ショ糖などさまざまで、体内でエネルギー変換するスピードも異なります。素早くエネルギーになる糖質もあれば、ゆっくりエネルギー化されるものもあり、それがマラソン大会などでよく食べられている理由の一つでもあります。
とはいえ、バナナに糖質は自然由来のものであって添加物の人工甘味料などと異なるので、ダイエット中にバナナを絶対に食べてはいけないという事はありません。なぜなら、先に述べたように、バナナにはカリウムや食物繊維、ビタミンC、ビタミンB6、抗炎症作用のある抗酸化成分などが豊富。これらの栄養素は、ダイエットに必要不可欠とも言えるのです。
ただ、低炭水化物ダイエットやケントジェニックダイエットでは避けたいフルーツ。すぐにエネルギーとして吸収するので、血糖値やインスリンが急上昇。それが良くないとして、これらのダイエットではバナナの摂取は控えられています。
ダイエット中のバナナの食べ方
豊富な栄養素がたっぷりだけど、糖質もたっぷり。糖質の高さだけを見たら心配になりますが、それ以上に免疫力向上、アンチエイジング効果、便秘解消など…たくさんの健康効果が医学博士や専門家からも摂取を推奨されているほど。食べ方に気を付ければ、バナナはダイエットの味方になるのです。
・毎日食べない(週2~3本ぐらい)
・体を冷やす陰性の性質があるため、冷やして食べずに常温や温めて食べる
・陰性の食べ物と一緒に食べて中庸に近づける
もちろん、いくら栄養豊富といってもバナナだけで1日に必要な栄養素を摂取できるわけではないので、他の食事と組み合わせてバランスよく食べるようにしなければいけません。また、冷え性がひどい場合は悪化させる可能性もあるので、改善するまで控えたほうがいいかもしれません。
おすすめバナナの選び方
バナナはスーパーでも定番品。ですが、そのほとんどが輸入品となっています。ちなみに、日本国内では沖縄で栽培されていますね。
海外からの輸入食品には農薬がたっぷりと使われていることだけでなく、バナナは農薬が残りやすといった心配もあります。しかも、見た目の変化が早いフルーツでもあるので、ポストハーベスト(黒点)も気になるところ。
バナナの選び方としては、JASなどの認定マークがあるかどうかが目印になります。また、「有機バナナ」「無農薬」と記載されている、識別シールが貼ってあるのもいいですね。識別シールについては、農林水産省のホームページにも記載されており、その数字から農薬の使用や遺伝子組み換えの有無などがわかります。
おすすめとしては、有機栽培のバナナ。識別コードでは9で始まる5桁の数字で書かれています。逆に避けたいのが、遺伝子組み換え。体への影響の有無などがはっきりしていないので、避けたほうがいいでしょう。
あぁ…悲しいバナナの勘違い
買ってきたときはキレイな黄色をしていても、放置しておくと茶色の斑点がぽつりぽつりと見られるようになります。「傷んできたなぁ~」なんて思ってしまう人も少なくないコレは、実は食べごろを知らせてくれるナイスなサイン!
シュガースポットとも呼ばれているこれは、熟成したことを知らせてくれるもの。シュガースポットが半分よりちょい広くなってきたものを、黒バナナと呼びます。
黒バナナは黄色バナナよりも酵素が増えており、吸収率もアップ!しかも、糖質の一つであるショ糖の成分も減り、GI値が下がります。ちなみに、皮が黄色の状態のGI値は55ほどですが黒バナナは30ほどと、血糖値の上昇もゆるやかになるのです。さらに、血液中の免疫活性効果を上げるIL-12成分も増加するといった研究結果もあるほどなのです。
見た目的に敬遠されがちな黒バナナ。それが実はこんなにも良い変化を遂げているというのであれば、今後は積極的に熟してから食べるようにしたいですね。
バナナダイエットとは?
10年以上前に一大ブームにもなった、バナナダイエット。テレビで紹介された翌日、スーパーからバナナが消えた…なんて現象がまだ話題に。今はそこまでの人気ぶりではありませんが、バナナの豊富な栄養素からチャレンジされる人が少なくありません。
バナナダイエットは、いわゆる食事の置き換えダイエットです。朝・昼・晩のどれか1食をバナナに置き換えるだけ。朝に置き換えることが多く、ミネラルウォーターと一緒に摂取します。
バナナに置き換えることで大幅なカロリーカットが期待できるだけでなく、脂質や糖質の代謝を活発にするビタミンB群が豊富なことからも、脂肪を燃焼しやすくしてくれるのが期待できます。豊富な食物繊維で便秘の解消、腹持ちの良さから空腹感も緩和すると…まさにダイエット向きに食品なのですね。
ただ、そんなバナナダイエットも、体質によって合う合わないとあり、置き換えなかった2食の摂取カロリーが行き過ぎていれば逆効果になってしまいます。これは、何か一つの食品だけに頼りすぎてしまうが故の失敗。
どんな食品でも、それ一つだけで痩せることはないので注意が必要です。バナナの有効成分を効率よく摂取しつつ、他の食事の栄養バランスにも注意し、適度な運動で脂肪を燃焼しやすくしていくようにします。
また、バナナダイエットにはいくつかの注意すべきポイントがあります。
バナナを加熱してしまうと、脂肪分解を助ける酵素が消滅してしまうので生で食べる事。栄養の消化・吸収を促進し、満腹感を得るためにもゆっくりとよく噛んで食べる事。3食すべてをバナナに置き換えてしまうと、栄養バランスが崩れて健康面に悪影響が出る可能性があるので、置き換えるのは1食だけにする事。
これらの事を守ることが大事となります。
有機バナナを常備!
いくら栄養豊富とはいえ、糖質も高いバナナ。購入してすぐに食べるよりも、ちょっと時間をおいてシュガースポットが出てから食べた方がいいんですね。
これまで茶色くなると「やばい!」なんて思っていましたが、その勘違いこそ「やばい!」だったのか!?
ォオ~!!(゚Д゚ノ)ノ
陰性の食べ物ということも、冷え性さんには気を付けたいところですね。でぶりんも冷え性気味なので、事前に冷蔵庫から出しておこうと思います。
まぁ、外に出しっぱなしでもいいとも聞くけれども、これからどんどん暑くなる季節は…ちょっと心配だしね(-.-;)
心置きなく、茶色にできると知ったバナナ。
これからは我が家の常備フルーツになりそうです。
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