金魚運動(金魚体操)とは、その名の通り金魚が水中を泳ぐように身体を左右にふる有酸素運動の事。
基本姿勢としては、仰向けになり両手のひらを後頭部に当てておこないますが、他にもバリエーションあり。
さらに、便利アイテムに任せてやる方法も。
スイングマシーンやうれっこリラックスなど…楽天市場にわんさか。
見たこともあるものもあり、「これは金魚運動のだったんだ!?」なんて今更ながらに知りました。
そんな金魚運動には、腰痛の改善や骨盤・背骨矯正があると言われています。
さらに、脂肪代謝率アップの実験結果も発表されていることからも、
ダイエットの一つとして注目されるようになったのですね。
金魚運動のやり方
金魚運動のやり方は簡単。
ヨガマットがあると、摩擦を軽減で着てやりやすいです。
布団もよさそうですが、柔らかすぎて正しい金魚運動をするのが難しくなるという意見がチラホラ。
適度に硬さのある、ヨガマットがおすすめです。
ちなみに、手や足回りにタオルを敷くのもあり。
クッション代わりになります。
平らな床に仰向けに寝ます。
全身の力を抜いてリラックス。
両足をまっすぐ前方に伸ばし、両手の平を首の後ろに組んで当てます。
胸ははって、ひじは左右に開き、両肘と後頭部を床につけます。
その姿勢を保ったまま、ひらがなの「く」を体現するかのように身体を左右に振ります。
この時、両脚を伸ばし親指をぴったりつけて足先を立て、アキレス腱が伸びるように意識。
体を揺らすときは、腰が動かないようにします。
腰が動くと余計なところに力が入り、体のバランスも整いにくくなるからです。
体の角度をつけすぎたり、激しく揺らすのもNG。
腰に負担がかかり、逆効果となります。
また、どうしてもやりにくい場合は、膝を立てるとやりやすくなります。
体全体を動かすのが難しい場合は、腕だけを意識的に揺らしても。
つられて全体が揺れます。
これだけで有酸素運動になるのですからすごいですね。
金魚運動の頼もしいサポートアイテム
この基本のやり方だけでなく、前屈の姿勢で腕の力を抜き腰を左右に振るとか、腰を軽く持ち上げて左右に振るなど…さまざまなバリエーションがあります。
ただ、実際にやってみると、金魚のように優雅に泳ぐのが難しいこともあり…自力でやるのはなかなか辛く感じることも。
そうした場合は、アイテムを取り入れてやるのもあり。
金魚運動として有名どころと言えば「スイングマシーン」。
価格:8,980円 |
床に仰向けになり、土台に両足首を乗せるだけ。
体に力を入れることなく筋肉に負荷を与えられ、下半身の運動不足解消や腰のコリ解消に効果的と言われています。
1回あたりの運動時間目安は、15分以内。
金魚運動によるダイエット実験
そもそも金魚運動は、腰や骨盤に対して嬉しい働きが期待できる運動として広まったもの。
・腰痛の改善
・背骨・骨盤の歪み矯正
・腸のぜん動運動促進
・腸を正位置に戻す
これらの働きが、ダイエットにも良い変化をもたらすとして注目を集めるようになりました。
具体的には、体型が整い、お通じが改善されて下半身が痩せやすくなる、筋肉を動かし脂肪を燃焼させるなどです。
体重やサイズ変化など、目に見える効果は個々によって異なりますが、金魚運動が脂肪代謝に与える影響については実験結果データが存在しています。
運動部に所属する大学生4人を対象に、15分の座位と3分間の仰向け姿勢をおこなった後に、15分間の金魚運動をおこなってもらいました。
金魚運動の際には、専用器具を使っています。
その結果、脂肪代謝の指標である血清遊離脂肪酸濃度と、運動による筋損傷の指標であるCK活性値とDRP値が上昇したというのです。
このことからも、金魚運動がダイエットに良い働きかけをするという事がわかります。
金魚運動をおこなうタイミングとしては、就寝前がおすすめです。
なぜなら、金魚運動は全身バランスを整えリラックス効果が期待できるから。
全身の緊張状態がほぐれて、心地よく感じているうちにウトウト…なんて事も多いようです。
逆にNGなのが、食後。
金魚運動は腸に働きかけるのえd、満腹よりも空腹の状態のほうが望ましいのです。
そう難しくない体操ですから、就寝前のちょっとした運動の一つとして取り入れたいですね。
<関連記事>
ドクター・ショール「寝ながらメディキュット スーパークール」